ハートセイバーコース用のテキスト

皆さんはもし家族や友人が倒れた、思いもよらぬケガや事故に襲われた、職場で体調不良を訴えてきたなど見舞われた時に落ち着いて対象できますか?大半の方が「なんとなく」「たぶん」など答えが返ってきます。
調査で、「正しくできるかどうか不安」を挙げた者の割合が64.0%と最も高く、以下、「やり方を間違えて症状を悪化させないか不安」(58.4%)、「失敗して責任を問われないか不安」(40.3%)などの調査結果が出ています(世論調査を参考)
世論調査の結果、その時に落ち着いて対処できるかは、事前の知識の有無で決まると言ってもいいと思います。
適切な応急手当は、状態の悪化を防ぎ、その後の回復にも大きな影響を与えます。

ファーストエイドの必要性

【救命蘇生法の指針2015】によると「応急手当」とした言葉を「ファーストエイド」におきかえでいます。「応急手当」という言葉は心肺蘇生などの心停止への対応も含めた意味に使われることも多いため、心停止への対応は含まないものとしてファーストエイドという言葉を選択しています。

2025年は、「団塊世代」の方々が75歳以上の後期高齢者になる年です。
現在、高齢者の療養場所を病院から在宅へ移行させることで、2025年以降も増え続けるであろう医療費および社会保障費を軽減しようとしています。

この病院から在宅への流れに対し、活躍が期待されているのが「看護師」です。

病院から在宅への流れに変わりつつある現状、訪問看護を必要とする高齢者が増加します。

在宅ともなると、鞄一つで医療器具がないことから、普段院内でやっている医療行為とは違いがはっきりしている、ナースが勉強するほどのものではないという印象が強いのかも知れません。

じゃあ、ナースだったら応急処置なんて?思う方もいるかもしれません。
心停止の対応であれば、簡単です。でもそれさえできない人もいるかもしれません。
心停止になんて、病院ではそんなに起こることなんて、滅多にないですからね。
滅多にあるとすれば、それは見直しなど必要かもしれません。

もしここが院外で、非心停止の患者が下記の状態であれば対応できますか?

  • トイレの中で倒れている人発見したらどうでしょうか?
  • 腹臥位で倒れている人発見したらどうでしょうか?
  • 突然、胸部の違和感を訴えてきたらどうでしょうか?

少なくとも看護学校では、応急手当なんて授業・実習はなかったし、臨床ではバリバリ急変対応しているかもしれないけど、なにも道具がなくて、仲間のナースや医師もいない院外で一人で何ができるか、という訓練は受けてないし、そんな思考パターンすら持ち合わせていません。

ですから、ナースであっても意図的に講習を受けたり、トレーニングを積まないと、実は病院以外で適切な対応をすることは、むずかしい、という現実を受け入れる必要があります。

その程度すら看護師は教わる機会がふつうはないのです。で、そんな業界事情は世間では知られておらず、普通の人は、ナースと言ったら、テレビドラマみたいにかっこよく応急処置をしてくれる人で、そんなのは誰でも朝飯前と信じています。

ファーストエイドは、医療資源がない現場で自分の身ひとつと、その場にあるものを応用して、傷病者をアセスメントして、状況が悪化しないように最低限の処置を行い、医療機関へ引き継ぐ方法を考え、行動すること。

医療職としては本質的な能力だと思います。

一切の診療器具や薬剤などに頼らず、自分の五感だけでどこまで判断し、行動できるか?

最低限そのことを知っている上で、オプションとして、例えば聴診器があったら、血圧計があったら、などを積み重ねていく、というのが本来だと思うんです。

ただすべての基礎となる身ひとつで、というのが、いまの高度に発達した医療の中では忘れられています。
ファーストエイド、実は相当奥が深いです。

AHA-ハートセイバーファーストエイド CPRAEDコース

ハートセイバー ファーストエイド CPR AEDコースを大分市で開催
少人数制での開催のため、
「授業に集中できる」「きめ細やかな対応をしてもらえる」「質問がしやすい」「学習能力や理解度を把握してもらえる」「授業の密度が濃い」「アットホームな雰囲気」など、メリットがあります。

詳細・申込→https://www.bls-oita.com/heartsaver-firstaid-cpr-aed/