PEARSコースは、BLSやACLSと同じ急変対応研修のひとつと思われがちですが、そこで身につけるスキルは急変時だけに使うものではありません。ここがPEARS®とBLS/ACLSの大きな違いです。

PEARS®コースで学ぶのは、「酸素化と灌流」という人間(生物)が生きる基本的なしくみとそれが破綻するメカニズムを理解すること。そして、その変化を先読みして、予兆を探す訓練、さらに他者を巻き込み、救命の連鎖をつなげることで患者の安定化を図る(心停止を予防する)ということです。

通常の勤務をしていれば、「何かがおかしい」という気づきはあると思います。でもその気づきから先へ結びつけることが困難なのかなと思います。またそのおかしいということを言語化して報告も困難なのではないかと思います。

PEARSでは、体型的アプローチでA-B-C-D-Eと観察していくので、生理学的身体的変化をイメージして、予測的に関わっていくようになると先読みして次に何をしたらいいのかという行動に結びつきます。さらに言語化して報告ができるようになります。

大抵の場合は、懸念していたことが起きずに終わることが多いと思いますが、日々の仕事の取りくみがまるで違ったものになる可能性があります