令和元年12月27日PEARSコースWith シュミレーション

 だいぶ時間が経ってしまいましたが、9月8日に大分で初PEARSがBLS横浜さんとの共催で開催しました。受講生の方々の協力もあり盛大に終了することが出来ました。
 PEARS(ペアーズ)は、
  Pediatric Emergency Assessment, Recognition, and Stabilization
              「小児救急 認識・評価 病態安定化
という意味です。

PEARSは心停止に至る危険な兆候に気付き(認識して)、体系的な評価を迅速に行い、その重症度を判断したうえで早期介入の必要性を決断し、再評価を繰り返して安定化を維持することに努める思考過程とマネージメントを学習する急変対応研修プログラムです。

ACLSのテキストによると

最近の研究によると、心肺停止を発症した入院患者の約80%が、実際に心停止を起こす前に、異常なバイタルサインを示しており、最も早い例では8時間前であった。これは心停止前に不安定性が上昇する時間があることを示唆している

この文章から患者は常に変化する存在であり変化が起きることが普通何ですということです。

PEARSの魅力とは・・・

 患者と多く接する看護師さんたちは患者さんの「様子がおかしい」「いつもと違う」というおかしいというところをしっかりと観察して行かないといけません。その変化したところに気づき、このような徴候を「何となくおかしい」という直観的な気づきにとどめず、「どのようにおかしく、どんなトラブルが生命を脅かしているのか」と言語化することで、目的指向性のある蘇生をチーム内で共有でき、上級医療者に状況をわかりやすく伝達できるするところが魅力だと思います。
 看護師なら医師へ、養護教諭なら救急隊へという感じで伝達しなければなりませんが、苦手意識をもった方が多いです。それを言語化にして自分の意見で言えるようになるということも魅力な一つだと思います。
 また実際の急変している患児をDVDの映像で見ながら初期対応に欠かせない第一印象と一次評価の内容を強調した構成となっており、その観察方法と対処、及び思考過程とチーム蘇生を合理的に身に付けることを主な目的で座学とシミュレーションを繰り返します。 呼吸器系及び循環器系にトラブルを生じた小児患者をテーマとして扱いますが、このような思考過程や対処方法は初期対応において普遍的であります。 特に成人においてもAHAガイドライン2015の院内心肺停止患者の救命の連鎖では「患者のモニタリング」から始まるように心停止を未然に防ぐ患者評価や管理を強調しております。PEARSで学習する内容は成人患者への応用にも無理がない内容となっておりますので、小児医療とは縁遠くても、初期評価や初期対応が必要とされる医療現場や保育現場で活躍される看護師には是非とも魅力のあるコースだと考えています。

次回のコース紹介

 大分でのPEARSコースは来年度になりそうですが、次回は12月27日PEARSコース開催が福岡で決定しております。この機会にぜひPEARSの素晴らしいコースに参加してほしいと思います。 

令和元年12月27日PEARSコースWith シュミレーションコース